大人の大学
☆もう一度、勉強してみませんか?☆
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
チョコに対する意識の違い
バレンタインデーにチョコを贈り、ホワイトデーのお返しを楽しみに待っている女性も多いかと思います。でも、あまり期待しない方がいいかもしれません・・・

その理由を示すものとして、今回は15年程前に行われたある実験を紹介します。

その実験では、まず被験者に対してマグカップとキャンディーのどちらか好きな方を選んでもらったところ、ほぼ半分の被験者がマグカップを選び、残りの半分がキャンディーを選びました。

この結果から、マグカップとキャンディーの価値はほぼ同じだと仮定します。

次に、好みとは関係なく半分の被験者に対してマグカップを、残りの半分にはキャンディーを与え、その後それらを被験者間で自由に交換しても良いと伝えました。

キャンディーを与えられたけどマグカップが欲しい人と、マグカップを与えられたけどキャンディーが欲しい人との間で交換が行われるはずですね。

しかしその実験では予想とは異なり、ほとんどの被験者が交換を行いませんでした。これはなぜでしょうか?

人間というのは、与えられるものの価値(利得)よりも、失うものの価値(損失)の方を相対的に高く評価する傾向があります。

キャンディーを貰うことによって得られる価値(利得)よりも、マグカップを失うことで減少する価値(損失)の方を相対的に高く評価してしまうため、取引が行われなかったということです。

これを意思決定論などでは「損失忌避(loss aversion)」などと呼びますが、人間と人間の間では経済学が予想するほど単純に取引は行われないということを示しています。

さて、この「損失忌避」の考え方を参考にすると、贈ったチョコに対して女性が認識している価値の高さほど、貰ったチョコに対して男性は高い価値を感じていないということになります。(いや、私は別ですけどね・・・)

男性は貰ったチョコに対して自分が感じている価値を基準にお返しを選び、女性は贈ったチョコに対して自分が感じている価値を基準にお返しを期待する。

さらに、お返しに対して感じる価値も、贈る側の男性と受け取る側の女性で異なってしまう。その結果、女性は「期待外れ」と感じてしまうのかもしれません。

にもかかわらず、贈ったチョコの価値を大きく上回るお返しを貰ったとしたら・・・上乗せした分の価値をその夜にでも取り返せるかもしれない、なんて期待されている可能性が高いですね。

そうなりそうな女性のみなさん、今のうちにうまい断り方を考えておいてください。

blogランキングへ
スポンサーサイト

テーマ:これ欲しいかも~♪ - ジャンル:ライフ

ルール変更は反則?
長野オリンピックのスキージャンプ団体で日本が金メダルを獲得した後、ヨーロッパ勢の圧力からかスキー板の長さに関するルールが変更されて、日本がなかなか勝てなくなったというのは有名な話ですね。

ルールの変更が競争に大きな影響を与えるということを示す分かりやすい例ですが、もちろん、これは企業間の競争でも同じです。

今では世界一のパソコンメーカーとなっているデル・コンピュータは、電気屋さんの売り場確保が決定的に重要だったパソコン業界に、顧客への直接販売という方法を持ち込んで一気に大手メーカーを追い越してしまいました。

直接販売によって流通在庫を抱える必要がなくなり、無駄なコストを削減することができます。また、顧客の要望に柔軟に対応することも可能になります。

ただ、そんなことは他のメーカーも簡単に理解できるはずです。にもかかわらず、大手メーカーがみすみす逆転を許してしまったのはなぜでしょうか?

それは、大手メーカーが独占していた電気屋さんの売り場や流通ルートが、思い切った直接販売への注力をためらわせたからだと考えられます。

大手であれば、多くの卸売業者や小売業者を子会社として抱えていたでしょう。直接販売に注力するということは、それらの子会社を処分するということになります。

また、子会社ではなくても長い付き合いのあった電気屋さんを切ってしまうことになります。そんなこと簡単にはできませんよね。

つまり、デル・コンピュータが導入した直接販売という新しいルールは、大手メーカーが持っていたそれまでの「強み」を「弱み」に変えてしまったということです。

まともに戦って勝てないならば、ルールを変えてしまえばいい。相手の土俵では戦わず、自分の土俵に引き込んでしまえばいいということですね。

相手にとって都合の良いように変えられたルールの中で、体格が不利にもかかわらず真面目に戦うというのも「日本人の美学」かもしれません。でもそれはスポーツでの話。

企業にとって競争に負けるということは、時に「死」を意味します。企業が倒産すれば社員も職を失います。「美学」でゴハンは食べられません。

スポーツでも企業間の競争でも、日本人はもう少しシタタカになっても良いように思いますが、どうでしょうか。

blogランキングへ

テーマ:経営学 - ジャンル:ビジネス

トップはどっしり構えなきゃ
「管理の幅」というのをご存知でしょうか?

人間が直接的に管理できる部下の人数には限りがあるという考え方で、それはおよそ20人とも言われてきました。

個人の能力によっても異なりますが、その限界を超えた人数を管理しようとすると、どうしても目の届かない部分が出てくるため、組織がうまく機能しなくなってしまうとされています。

ということは、組織が大きくなるにつれて、管理の幅を超えた人数分を誰かに管理させるために権限を委譲し、組織に区切りをつけていく必要があります。

その結果、組織は階層化し、命令・管理の系統が整備されていくこととなりますが、これがなかなか難しいんですね・・・

特にベンチャーの創業社長などで、会社をどんどん大きくしていこうとバリバリ働いているような人の場合、なかなか人に任せるということができません。その結果、「ワンマン経営」「社長以外は全員平社員」といった状態となります。

もちろん、そのようなやり方が有効な場合もあります。とりわけ創業時は会社自体が不安定ですし、最も有能な人が社長になっている可能性が高いですから、トップの強力なリーダーシップで組織を引っ張っていくことも必要です。

ただし、社員が増えてくるとそれだけ管理業務は複雑となり、ワンマン社長の負担も増加します。人に任せられず、社員の日常業務にまで首をつっこんでいると、社長は長期的な視点から会社の将来を考える余裕がなくなってしまいますね。

社長が「グレシャムの法則」に陥ってしまい、長期的な視点から冷静な経営判断をできないとなると、短期的な視点から目先の株価や利益を優先した行動が選択されることにもなりかねません。

社長はどっしり構えて日常業務は優秀な部下に任せ、長期的な会社の成長に何が必要なのか、冷静に考える余裕を持つことが重要かもしれませんね。

戦略を部下に任せて自分は日常業務にうるさく口を出す、なんていう情けないことにはならないよう気をつけたいものです。

blogランキングへ

テーマ:経営 - ジャンル:政治・経済

団結力の負の効果
以前の記事で、集団の団結力を高めるもののひとつとして「敵の存在」というのを紹介しました。

http://inamura.blog42.fc2.com/blog-entry-11.html

自分たちの脅威となるような敵がいる場合、集団内部の細かい問題は後回しにされ、メンバーが協力して立ち向かおうとするというものです。

たとえばアメリカという国は常にどこかの国を敵視し、それを国民にも意識させることによって、国としてのまとまりを保とうとしているようにも見えます。

このように、集団を団結させる上で敵の存在を意識させるというのは有効な方法となりえます。しかし当たり前の話ですが、会社組織の中では時にこれが負の効果を持ってしまいます。

「セクショナリズム」の問題ですね。「あっちの事業部には負けられない」、「隣の支店に客を取られるな」といった声が、日常的に聞こえてくるような職場も少なくないのではないでしょうか。

適度な競争はもちろん必要ですが、本来協力すべき集団同士が互いを過度に敵視すると、共有すべき有益な情報や資源を集団内に抱え込んでしまうことにもなります。

また、他の集団から提供された情報や資源を、たとえそれが有益なものであったとしても、「ウチで作ったものではないから」という一言で切り捨ててしまうことにもなりかねません。

ちなみにこれを「NIH(Not Invented Here)症候群」と呼びます。

いずれにしても、個々の集団の最適化が優先され、全体の最適化が行われないという状況ですね。会社にとっては頭の痛い問題でしょう。

最近ではITの活用が重視され、多くの企業でITコンサルタントの営業トークに乗せられて、全社的な情報共有システムが導入されているかと思います。

しかし、システムによって部門間の心理的な壁が本当に取り除かれるかどうか・・・疑問ですね。もちろんまともなITコンサルタントは、その辺も考慮してくれるとは思いますが・・・

blogランキングへ

テーマ:経営学 - ジャンル:ビジネス

copyright © 2005 大人の大学 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。