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偶然と必然の境目
突然ですが問題です。

Aさんの会社が初めて新聞広告を出しました。広告を出す前1年間の売上高は、1日平均50万円でした。それに対して、広告を出した次の日の売上高は60万円でした。

さて、これは広告の効果でしょうか。それとも単なる偶然でしょうか。どうすれば広告の効果があったと言えるでしょうか。

ヒントは、広告を出す前の50万円という売上高は「平均」であるということです。


今回は統計学的な考え方を簡単に説明してみます。

上の問題の場合、広告を出す前の一年間において、60万円という売上高を達成した日がどの程度あったかが重要です。

平均して50万円だったということは、もしかしたら41万円の日も63万円の日もあったかもしれません。(ちなみにこれを「分布する」といいます)

広告を出す前の一年間に売上高が60万円以上になる日が何日もあった場合、売上高60万円になるということは特に珍しいことではありません。

したがって、広告とは関係なく偶然起こったことである可能性も高い。

逆に、広告を出す前の一年間に売上高が60万円になることなんて一度も、もしくはほとんどなかったという場合、売上高60万円になったということは大変なことであり、偶然には起こりえないことが起こったということになります。

つまり広告の効果があったのではないかということ。

では、広告を出す前、売上高60万円以上の日が何日以下だった場合に、「ほとんどなかった」と判断すれば良いのでしょうか。

実は統計学においては「5%」というのが、重要な基準として最も多く用いられます。その他にも「1%」や「10%」という基準もありますが、「5%」の基準で見た場合、365日の5%、つまり18.25日というのが偶然と必然を分ける境目となります。

もし、広告を出す前一年間に売上高60万円以上の日が18日に満たなければ、広告を出すことによって「5%以下の確率でしか起こらないことが起こった」ことになります。

これは偶然ではない、つまり広告の効果があったのではないかということ。

今回の問題の場合、一見なんとなく広告によって売上高が10万円上がったように思えますが、本当に広告の効果があったのかどうかは単純には判断できないということですね。

世の中には魅力的な数字が溢れています。しかし、この考え方を覚えておけば、それらに踊らされなくなるかもしれません。

怪しい営業マンが来たら、これで撃退できるかも?

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テーマ:ビジネス - ジャンル:ビジネス

コメント
この記事へのコメント
なるほど!
いつも勉強になります。
これは広告の効果を代理店につきかえす時に使えますね。
2006/05/13 (土) 16:05:18 | URL | monobaka #-[ 編集]
monobakaさん

ありがとうございます。
代理店の営業さんの困った顔が目に浮かびます・・・w
2006/05/14 (日) 14:19:45 | URL | K. I. #-[ 編集]
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2006/05/23 (火) 00:59:34 | URL | BlogStation69 #-[ 編集]
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